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ロシア出張1998年秋(1)

 

817日のルーブル切り下げ後、また物が無くなっている、庶民の生活が苦しいなどということは報道はされていましたが、やはりロシアやCIS諸国の専門家としては実際現地を見なければ正確な判断は出来ないということで、学園祭の期間等を利用してロシアへ行くことにいたしました。

受入先はモスクワ大学経済学部会計学科シェレメット教授にお願いいたしました。

 

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私を乗せたSU584機は成田空港からモスクワへ向かって飛び立ちました。

モスクワと日本の時差は6時間です。モスクワ時間の夕方、モスクワへ到着しました。いつもながら通関するのには時間がかかります。

今回は少し心配でした。本当に誰かが迎えに来てくれているのかどうか、、、。

23日前にモスクワ大学へ電話しましたが、研究担当の秘書官では埒があかず、シェレメット教授宛てにFAXしました。しかし確認は取れていません。

やっとの思いで通関して、通路を進んでいくと運転手のゲーニャくんがいました。

「サイトサン、どうしてあなたはここへ?」とびっくりした様子。

「ゲーニャ、君が私を迎えに来たの?

「違うよ、、、だからびっくりしたんだよ」

 

ゲーニャの後ろに「クミコ・サイトウ」とロシア語でプラカードを下げた会計士協会の運転手のビクトルがいました。頻繁にロシアを訪れているとどこかでいろんな出会いがあるものです。

ビクトルは私が予約しておいたスラビャンスカヤ・ホテルまで送ってくれました。

その夜はシェレメット教授に電話し、明日の約束を取り付けました。